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App : Aviate を一日使ってみた。

米Yahoo!による買収で名前の知れ渡ったHomeアプリ「AVIATE」のInvitationが来たので、1日使ってみました。

主にUI面についてみていきたいと思います。

下記がUIの構成です。
Homeのように左右フリックでScreenを切り替えて使うのは同じで、一番左側にコンテキストメニューのように並んだメニューから「シーン」が選べるようになっています。(「シーン」は私が説明のために勝手に呼んでいる名称です。)


個人的にはこの「シーン」がAVIATEの特徴だと思います。
記事にもあったように、この「シーン」が下記の5つ用意されており、それが自動で切り替わることで機能の提供をスマートに行う、というつくりになっています。

  • - Home
  • - Morning
  • - Work
  • - Going Somewhere
  • - Night Time



そして、このほかに"Settings"と"近くの場所"が表示されます。
これらを選択すると、右から2番目のScreenが切り替わって各「シーン」にあった機能の提供を行います。つまり、"Settings"と"近くの場所"も「シーン」として扱われているわけです。特に"近くの場所"は場所の種類によって「シーン」の内容も変わります。

この「シーン」というものを用意してそこを切り替えて提供する、というUI構造が個人的にはいい情報の提供の仕方になっていると感じました。

Google Nowなどは今どのようなコンテキストだと判断しているのか、ということをユーザが知ることはできません。ただ、Google Nowが独自に判断した内容に応じた「カード」が提供されるだけです。
そのため、仮にその提供内容がユーザのコンテキストとあっていないときに、リカバリがききません。(Google Nowの場合は検索がその手段なのですが。)

AVIATEの場合、「シーン」という概念とそれに応じた機能群のパッケージというつくりを見せることで、ユーザが時には手動で選ぶことのできる、カードの上位構造としてうまく提供できているんじゃないかな、と思いました。

また、その「シーン」のScreenと上下フリック切り替えで表示できる、コンテキストによらず常にアクセスできるHomeが下記です。

このScreenは、通常のHomeアプリのように使えます。WidgetやPhotoの配置、Favoriteアプリの配置ができます。Widgetなどは大きさは変えられず、等分されて配置されるので、ものによってはほぼ使えなくなります。
私はFalcon Widgetを使っていましたが、これは使えなくなりました。


次に右から2番目のScreenに並んでいる「Collection」です。
これは要するにアプリのグループです。
私は「Folder Organizer」の有料版を使って独自のLauncherを構成して利用していたのですが、提供されるUXはそれと同じです。
(ちなみに、このグルーピングの単位も私がFolder Organizerで分けていたものと完全一致したため、非常に移行がスムーズでした。)

AVIATE独自のポイントとしては、この「Collection」のうちいくつかは「シーン」に固定のものとして連携されていて、たとえば、"Morning Routine"というグループは"Morning"のシーンに含まれていて、"Morning"のシーンが選択されているときはこのグループのアプリがシーン内に表示されます。

最後に一番右がDrawerです。
ここからDrag&Drop;で「Collection」にアプリを追加したりすることが可能です。

他にも細かい話もありますが、大きくUIの構成について面白いと思ったところについてまとめてみました。
Xperia AXで利用していますが、サクサク動作します。
自動で切り替わる、というのは意外とオプショナルで、カスタマイズ性も備えたHomeなので個人的にはかなり使える印象でした。Home Screen上でWidgetカスタマイズをゴリゴリやるようなユーザでなければ悪くない選択肢になると思います。